編み物好きのマニカの恋のお話
北ヨーロッパのバルト海に面した国ラトビア共和国をイメージしたという架空の国ルップルマイゼ共和国に住む女の子マニカの恋のお話。
マニカのおばあさんは孫のことを思いながらミトンを編み、マニカはその愛情に包まれながら貧しくも幸せな生活を送っています。
編み物を通した心温まるほっこり恋の物語は心に沁みます。
この恋の物語の主人公マニカはラトビア共和国で生まれ、甘酸っぱくも切ない恋模様が描かれています。
さて、このルップルマイゼ共和国のモチーフになったラトビア共和国とはどういった国なのでしょうか?そこから垣間見える彼女の生きて来た環境や、風景を想像しながら見ていきましょう。
ラトビア共和国について
ラトビア共和国は、リトアニア、エストニアと共にバルト三国と呼ばれています。ウクライナと同じように旧ソビエト連邦で1990年にソ連から独立した国です。
ウクライナとは違いすでにNATOとEUに加盟しており、完全な民主主義国家です。第一次世界大戦後にロシア帝国より独立しますが、1940年にソ連に併合され、第二次世界大戦では、ナチス・ドイツに支配されます。 その後、再度ソ連に併合されますが、1991年に事実上の独立を果たします。
ラトビア共和国のミトンとは
ラトビアのミトンには「キヒノヴィッツ」というエストニアの伝統的な編み物の技法が使われており、厄除けやおまじないなどで使われ、縁起の良いものとして大切な人への贈り物として編まれたりしています。
三角頭と独特のカラーや模様が特徴的です。世界中のたくさんの人に愛されています。
ミ・ト・ンのお話はこの書籍で。
このルップルマイゼ共和国で繰り広げられるミトンのお話は、以下の書籍をご覧ください。